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カワサキ・KLX250紛失キー作成現場

今回の車両はカワサキのKLX250です。
やけに細かく話を聞いてくるのと、作成出来る旨を伝えてもいまいち信用していただけないお客様だったので、正直「面倒だなぁ」と思っていたところの依頼でした。
聞くところによると、前日に他社の鍵屋さんが作業をしたものの、結局鍵が出来上らずにギブアップしてしまい当店には鍵の作成する技術があるのかないのかお客さまも心配だったとの事。
場所は埼玉県所沢市。
「下手にタンブラーが歪んでなければいいのだが・・・。」
などと思いつつ作業開始です。

まずはガソリンタンクの鍵穴を覗いてみる。
この鍵穴は1本の鍵のほんの1部分しか出来ないが、少しでも情報収集をする。
この段階ではまだ鍵は削らない。

次に、ヘルメットホルダーの鍵穴を覗いてみる。
ガソリンタンクや他のシリンダーと比較をしながら少しずつ鍵を削ってみる。
4輪と違い、タンブラーは片側しかないのでこの段階ではとりあえず片側のみの鍵が出来上ればOK。

最後にイグニッションの鍵穴を覗く。
イグニッションには全てのタンブラーが入っているがシリンダーの内筒を固定するタンブラーも入っている場合もある。
実際タンブラーの配列を確認すると一番先端に余計なタンブラーがあった。
内筒固定用のタンブラーは他のタンブラーと微妙に色が違う場合が多い。

この作業でかかった時間は約30分。
料金は総額で￥13,650です。
心配性なお客様はこの間ずっと私に張り付き状態でしたが、作業が終わると「ホッ」とした様子で喜んでいました。