埼玉県川口市のいつものバイク屋さんからの依頼です。
鍵がイグニッションシリンダー内部で折れてしまってハンドルロックも解除出来ないので何とかしてほしいとの事。
ホンダ車のイモビ付きではよくある事です。
ホンダ車はいたずら防止の為にイグニッションシリンダーの差し込み口が空転する様になっています。
シリンダーの内部で2分割されているので無理な力をかけると鍵が簡単に折れてしまいます。
長年乗っている車両であれば鍵の金属疲労という事もありますので折れる前に作り直すのがいいでしょう。
袋に入っている鍵は表面のメッキが剝がれています。
こうなると鍵の強度も弱くなってしまい折れやすくなります。
中央の鍵は元々の鍵で右側の鍵を追加で作製しました。
イモビのチップは折れた鍵からの移植でOKなので登録作業等は必要ありません。
この類の仕事でよくあるのが他店が作業してギブアップしてしまい、その後当店に依頼が来る場合です。
シリンダーを除いただけでギブアップしてくれれば何の問題も無いのですが、厄介なのは散々いじった挙句のギブアップです。
この場合のほとんどがシリンダーがボロボロになっています。
今迄で一番ひどかったのはイグニッションシリンダーの内部に折れたドリルが残っていた事。
最悪です。
非常に手間の掛かるデリケートな作業です。
時間が掛かります。
費用も掛かります。
他店が作業した後の依頼の場合は面倒な事が多いのでさらに追加料金を頂く事があります。
覚悟した上でご依頼下さい。
間違っても接着剤などでくっ付けようなんて考えないで下さい。
状況を悪化させるだけです。
この場合も料金アップするかもしれませんのであしからず。